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フルーツの王様@ドリアン
フルーツの王様「ドリアン」。強烈なニオイを周囲にまき散らすため、本場南国では「ドリアン」持ち込み禁止というステッカーを街のあちこちで見かけます。一流ホテルのエレベータにもビシッと貼られているし、客室内に持ち込みも禁止されている禁断のフルーツ(マジですよ)として公共の場で扱われています。

「強烈なニオイ」に負けない「えげつない味覚」も魅力のひとつです。嫌いな人にはタマネギの腐ったようなニオイを嗅いだだけで吐き気を催しクチに運んで倒れるドリアンですが、ドリアン好きな方にはコレがたまらない香りと味なんです。好き嫌いの嗜好がハッキリしたフルーツの王様です。
売り手と買い手がハカリを挟んで真剣勝負!売買されるドリアンたち
ドリアンは、トロピカルフルーツの「王様」と位置づけられるほど好きな方にとってはたまらない果実です。自然の中でしか栽培できないので年中いつでも手にはいるわけではありません。旬は12月から1月と、6月末から7月にかけての年に2回。大型の樹木にドリアンの花が咲き小さな実を結び、時間をかけ成長し熟成したら夜中に「ドスン」と落ちたモノが市場に並びます。

自然に落下するのが食べ頃のサインです。収穫をあせって木に登って切り落としたモノは不味いそうです。ドリアンの実を結ぶ樹木は遠くからでも「あれがドリアン!」とすぐ見分けられる巨木です。完熟期にうっかり木の下を歩いていたら・・・ヤバイですよ。(笑いごとじゃない?)
ドリアンのむき方その1。下の方にナイフで切り目を入れて小さな裂け目を作り開いていく。軍手を忘れると手が血だらけになります
さて、ここでドリアンの王様を食べるために殻のむき方をご紹介しておきましょう。用意するモノは、果物ナイフと軍手、それに力(チカラ)です。まず、ドリアンの下の方を注視してください。真ん中のヘソにある繊維の流れ方に逆らわないようにして切り目を入れます。

そこに指を差し込んで割れ目を広げます。殻を覆うトゲトゲはとても鋭利でシャープな突起です。支える側の手には必ず軍手(シロウトには二枚重ねが必要)を忘れずに!。軍手がないと確実に血が出てきます。(笑)
ドリアンのむき方その2。指先に渾身のチカラを入れて裂け目を広げ体重を使ってパコッと割ります。開いた瞬間、オヤジさんの安堵した顔のゆがみに真剣さを感じます
少し割れ目が開いてきたら、指先に渾身のチカラを込めて一気に裂きます。指先や手だけではなく、体重をかけて引き裂くかなり力のいる作業です。手がプルプル震えてもトゲトゲに対する注意を怠っったらダメです。細心の注意を払いながらダイナミックでパワフルなテクニックが必要です。

熟練しているドリアン販売店のオヤジさんでもパコッと割れた瞬間、表情がなごみます。それだけ集中力が必要なんでしょうね〜。割れた後はスプーンで丁寧にすくってお皿に盛りつけます。デリケートなクリーミーさ(強烈ないニオイを含む)がドリアンの命ですから、殻を剥くのは食べる直前がベストです。
殻を含んだお値段。キロ単位で売買されます。通りすがりの一見さんには見えない足元に隠されている「常連」さんや「目の肥えたドリアンファン」もうなる最高級品
さて、このドリアン。シロウトの目にはどれも同じに見えますが、近年品種改良により様々なブランドが誕生しています。値段もピンキリですが高価なモノはそれなりに美味しいのは当然のコトです。マレーシアのドリアン生産地のカンポン(田舎の集落)をドライブしていると1キロ、1リンギットという破格値の看板を掲げている移動屋台をみかけますが、アレは客寄せの甘いワナ的なサイン。

実際に買おうとすると「お客さん、コレは不味いよ!コッチにしなさい」と1キロ、3〜6リンギットの商品を奨められるのが屋台のドリアン商法。毎年この時期にお店を開いているドリアン販売店さんでは、そういうダマシ的な売り方をせず掛け値なしの価格を掲げています。

値段の違いを聞いてみたら「Tonyさん、コレらは同じ生産農家の収穫物だけど、中身の詰まり方が違うんですよ。高いモノは美味しいんです」とのこと。足元に隠してある8リンギットのモノは?と聞くと「コレのこと?コレは、最高級品。フツウのお客さんには売らないよ」とのことでした。(笑)

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