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フライドオイスター 蠣煎(オーチェン)

フライドオイスター 蠣煎(オーチェン)

フライド・オィスターという英語を日本語に訳すと「牡蠣フライ」。しかし、マラッカのフライドオイスターは「小粒牡蠣の卵とじ」もしくは牡蠣入りオムレツという感じの地元料理。酒の肴にもなるオトナのオムレツです。漢字で「蠣煎」書いて(オーチェン)と読みます。

ローカルで水揚げされる小指の先ほどの小さな岩ガキを使います。熱したフライパンに油をなじませて、水溶き小麦粉(秘伝の味付け済み)を炒めます。半分くらい火が通ったところで用意しておいた牡蠣をドサッと一気に投入。割り入れたタマゴと一緒に炒めます。火が通ったら素早くお皿にとってアツアツをいただきます。

匂いで屋台の在処をつきとめられると語って良いほど、牡蠣をフライパンで炒めるときに強く香り立つ潮の香りが目印の屋台です。各店独自のレシピで調合したチリをお好みで浸けて召し上がってください。白いご飯のおかずにも、焼きそばやワンタンミーのサイドディッシュにもお薦めできる相性の良いお料理です。

フライドオィスター マラッカ風牡蠣オムレツ

見ているだけで涙とクシャミを誘う香辛料に注意!

日本語に訳せば「牡蠣のオムレツ」という優しいイメージですが、マラッカのフライドオイスターには、唐辛子たっぷりの激辛香辛料が添加されます。辛さ満点の香辛料がヒートアップされたフライパンに投入されると 周囲5mに催涙ガスのような刺激を含んだ煙が広がります。この煙をもろに浴びると涙とクシャミが停まらないほど強烈です。

マラッカのブンガラヤ商店街にあるフライドオイスターの屋台(詳しくはこちら)では、順番待ちしているお客さんが油煙の飛び散らない安全な距離を保って円陣を組んでいるほどです。香辛料の投入のタイミングは、仕上がり直前なので辛いのが苦手な方は注文時に「ノー・チリ」のひと言をお忘れなく。

油煙の飛び散らない安全な距離を保って円陣を組んでいるお客さん