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醸豆腐はマレー風おでん Yong Tau Foo (客家釀豆腐)

ヨンタォフー マレー風あっさり味の「おでん」

「ヨン・タォフー」聞き慣れないメニューですが漢字で「醸豆腐」と書きます。豆腐を発酵させた料理ではなく、日本の「おでん」(関東煮)にそっくりな料理です。人気メニューなので中華系ホーカーズ(屋台村)では必ず1軒は見つかるでしょう。

*取り扱っている具が違いますがマレー系のホーカーズにも見かけます。

鶏ガラベースのあっさりしたスープ(日本の塩ラーメンに近い)の中にお客さんの好みの具を浮かべるのはまさに日本のおでん屋スタイルです。

メインの具はフィッシュボールと呼ばれる白身魚のはんぺん。揚げたもの、小さくちぎって揚げたもの、まるく丸めて蒸し上げたもの、チリに挟んだもの、竹輪もどき等々がそろっています。

揚げ豆腐、揚げ豆腐の中にはんぺんがサンドされたタイプ。チリの中にはんぺんを練り込んだものは激辛ですから苦手な方は注意しましょう。その他、タオキー(ユバではんぺんを包んだ変わり種)とかシュウマイ、ニガウリのはんぺん詰めなど総アイテム数は30種類以上も用意されています。

醸豆腐はマレー風あっさり味のおでん

醸豆腐と日本の「おでん」との相違点について

日本のおでんと大きな違いは3つあります。

まず、その調理方法。日本のおでんは自慢の「おでんのつゆ」の中に具を入れて弱火でコトコト煮込みますが「ヨンタォフー」ではお客さんのオーダー後、熱湯の中でわずか1~2分だけ加熱するだけのスピード調理。煮込まず、具を温めるだけなのです。

2つ目の違いは具の種類いです。日本のおでんでも「はんぺん・竹輪」などの練り物系は欠かせないアイテムですが、おでんの汁が染みこんだダイコン・こんにゃく・ゆで卵は必需品とも言えるでしょう。この3点セットがヨンタオフーでは見あたりません。

そして3つめの違いはリクエストで麺を添加することができます。ミー(タマゴ麺)、ビーフン、クェティヤオ(米粉で作ったきしめん風の平べったい麺)などお好みでヨン・タォフーのスープの中にゆで上げた麺を入れてくれます。

もちろん、スープ別盛りのドライ麺タイプもOK!。上の写真は、ドライ麺タイプの醸豆腐、タオキー入りです。麺は、クエティヤオ+ミー(タマゴ麺)をチョイスしました。単なるスープ料理からボリューム満点の一品に早変わりします。「おでん」には、ご飯。「ヨン・タォフー」には麺。ところ変われば・・・ですね。

ヨンタォフー