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「ティム・サム」は漢字で「点心」と書きます。日本で呼ぶ「ヤムチャ」(飲茶)と同じ料理です。通常、ティムサムというと早朝から昼食時までの朝ごはん限定メニューです。ティムサム料理は日の出と共に営業を開始してランチタイムには店をしまいます。各店自慢のシュウマイ・エビ餃子・ダイコン餅・椎茸・はんぺん等、その種類は推定100種を超えるバラエティー豊富な料理です。
これらの小皿を、アツアツの中国茶(ウーロン茶)を飲みながらワイワイ語りながらドンドン食べるのがティム・サムの正しい味わい方です。ニワトリの足を煮込んだ「クゥエ・カー」などはショッキングな見た目に押されて食わず嫌いをしている方も多いですがゼラチン質がたっぷりで意外に美味いモノです。
ローマイカイは食べ過ぎないように
「ロー・マイ・カイ」漢字では「糯米鶏」と書きます。金属のお椀に入っているもち米の五目炊き込みご飯です。ネチッとした食感はお餅そのものです。メインの具は鶏の甘辛煮なのですが、糯米を蒸し上げる時にこの甘辛のタレがもち米全体に染みこみ炊き込みご飯になってしまいます。
見た目は、小さくて頼りない感じがしますが、これはお餅なので食べると満腹感が一挙に襲ってきます。2つ食べちゃったら他の飲茶料理に箸がでなくなるので美味しいから食べ過ぎないようにしてください。 |
飛び出る汁にご注意!特大肉まん
もう一品は、「ター・パオ」漢字で「大包」と書きます。「チャーシュー・パオ」(叉肉包)は、日本の「肉まん」のことです。ター・パオはその名の通り特大サイズの肉まんです。半端じゃなくどでかいサイズです。見た目は、肉まんに変わりはありませんがその中身には特大サイズのよく煮込まれた鶏肉(もしくは豚肉)のかたまり、ゆで卵の半切がゴロッと詰まっています。それに、ゆで汁がスープのままで入っていてパオ(包)に包まれて蒸し上げられています。
中の汁が飛び出さないように「ゆっくり・気を付けて食べて」と何度も繰り返し注意しているにもかかわらず筆者のゲストの約半数は、「ター・パオ」の汁攻撃に撃破されシャツやズボンにシミを付けて日本に帰っていらっしゃいます。
マラッカの日の出は通年朝7時前後ですが、私の行きつけのティム・サム屋さんは5時半から仕込みに入り6時半、あたりは真っ暗な内から営業を始めます。普通の食べ方で7〜80円。ゴージャスにたらふく食べても200円程度(お茶代込み)ですから、マラッカにお越しの際はホテルの朝食をパスしてもティム・サムでの朝食をお試しください。 |
中国茶の王様をお試しあれ
飲茶の醍醐味は、お茶にあります。最後になりましたが、中国茶について記します。中国茶をコップで頼むと30セント程度なのですが、ティム・サムを食べる時にはポットで注文するのが宜しいかと思います。この場合、人数分×1リンギットの料金です。しかも、この中国茶にもグレードがあるのです。
普通に「チャィニーズ・ティー」中国語では「チョン・コー・チャ」マレー語では「テェ・チナ」と頼むと安価なウーロン茶葉が提供されます。しかし、ワンランク上の「チャァ・ウォン」中国語で「茶王」と書きます。高貴な香り、まろやかなる甘みの残る後味、まさに中国茶の王様と言っていいほど気品あるチャイニーズ・ティーです。店にもよりますが人数分×2〜3リンギットという高級茶葉を使ったお茶です。お金に余裕のある旅人にオススメできる茶王(チャァ・ウォン)も併せてご賞味ください。 |
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