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アレじゃわからんよFさん!
数年前マラッカに遊びに来たFさんと、Eさんコンビとマコタパレード(マラッカ最高級ショッピング施設)の2階にあるフードコート(屋台村)で食べたクレイポット・チキンライス。マラッカではほとんどの屋台村でありつけるポピュラーなメニューのひとつですが、その昔、彼女たちと一緒に食べたことを筆者は忘れていました。その後Fさんがオーストラリアに留学中、マラッカに里帰りしてくれて再会した時のことです。
「さて、ランチになに食べよう?」と私が聞いたら『Tonyさん、アレが食べたい!』とFさんがリクエスト。「アレじゃわからん。どんな料理だった?」と言ったらFさんが『あのぉ〜石焼きビビンバみたいなヤツ』と言うので余計にわからなくなりました。「い・し・や・き・びびんば?」と悩んでいるとFさんが『Tonyさん、鶏が入ってたご飯モノの鍋焼きドンブリ』と具体的に言い直してくれたので「Fさん、わかったよ。クレイポット・チキンライスだね」
タイ米を使うからできる焼きドンブリ
クレイポット・チキンライスは、小さめの土鍋を直火で一気にご飯と鶏肉を炊きあげ、仕上げにしょう油ベースのドンブリのタレとお好みでショウガ汁をぶっかけ、ワケギ(薬味ネギ)の小口切りをそえたら出来上がり。この料理のポイントは、炊飯器で炊いたご飯を土鍋で加熱するのではなく、洗米した米をナマのままの状態から土鍋で炊きあげるダイナミックな調理法にあります。
注文をしてから土鍋料理をはじめるのでやたら時間がかかりそうですが、待つこと5分で仕上がります。秘訣は米の種類でしょうね。日本米で同じコトをしたらきっとシンが残ってしまいそうなスピードクッキングですが、いわゆるタイ米(細長いパサパサしたお米)を使うので短時間で炊きあがるのだと筆者は推察しています。
強火で一気に加熱して炊きあげるわけですから出来上がりの時、土鍋はチンチンに加熱しています。そのホットな瞬間にタレをぶっかけるわけですから「ジュワー」という音と共に周囲5メートルにはタレの香ばしい焦げたニオイが漂います。この音とニオイに誘われてお客さんが注文する・・・なんとなくありがちな光景ですね(笑)。 |
とても重要な食べ方指南 「食いしん坊さん、ココがポイントですよ!」
料理ができてきたら、付属のさじ、もしくは金属製のスプーンで底から焦げ目をすくい上げ混ぜなければなりません。タレがしみ込んでジュワーと焦げている部分(メチャクチャ美味)をすくっておかないと、上の方から順に行儀よく食べているあいだに底はガリガリに焦げ付いて真っ黒になり食べても苦い思いをするだけのパーツになり果ててしまいます。
お腹が空いている大事な時なのに・・・今すぐ食べたいのに・・・お気持ちはわかりますが、最初にキチンとやっておかないとあとで苦い思いをするのはアナタです。オマケに土鍋はチンチンに加熱されているので油断するとヤケドの危険すらある苦行です。人生山あり谷あり、苦あれば楽あり!の言葉を信じて食べ始める前にちゃんと混ぜてくださいね。それにしても、おコゲのカリカリとした食感としょう油ダレの凝縮されたお味は至極の味ですね。まさに激ウマ◎
鶏肉には骨が付いていますので食べる時には注意してね
このクレイポット・チキンライスは、一人前とか二人前と土鍋の大きさで複数の胃袋を満たしてくれるサイズも用意されていますが、筆者のオススメは一人前サイズです。二人か?三人で大きな土鍋を頼むのも良さそうですが・・・、前述のおコゲの部分が重要なパーツですから三人で食べる時も「一人前を3個!」と注文することを強くオススメします。
鶏肉はゴッテリ使われています。これでもか〜!というほど鶏肉の具が入っていますが、ほとんどのお店で骨付きの鶏肉を使っているので食べる時には骨に注意しながら召し上がってくださいね。一気に炊きあげる調理の際に骨の部分からにじみ出るウマ味が独特のコクを醸しだしているのです。最後になりましたが、仕上げにかける「ショウガ汁」は好き嫌いがあるお味なので、嫌いな人は不要!と注文の際にちゃんと意思表示して下さい。お店によっては隠し味にごま油を数滴たらしたり、ソーテッドフィッシュという魚の乾物を加えるようですが、あの香りも食欲をそそる重要なポイントですね。 |
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