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海南チキンライス

日本でチキンライスと聞くと、ケチャップで炒めたオレンジ色のオムライスを連想しますが、全く違う料理です。中華民族の海南人が産み出した「海南雉飯(ハイナン・チキンライス)」のことを指します。

ハイナムチキンライス

ローカルで海南と書いて「ハイナム」と発音する人が多いのですが、最近日本でもこのチキンライスが流行っているらしく「ハイナン」もしくは「カイナン」と書かれているコトが多いため当サイト内でもハイナンと表記することにいたしました。

屋台のガラス窓の上の方にぶら下がっている調理されたニワトリそのものが目印です。白っぽく見える、丸茹スタイルが「スチーム」。茶色のこんがり丸焼きスタイルが「ロースト」とそれぞれ呼ばれます。

これらの鶏肉を骨ごと中華包丁でガツンガツンと食べやすい大きさに切り込み、これをおかずにご飯を食べます。 チキンライスは鶏を丸茹でにした時のゆで汁で、ご飯を炊きあげています。

白飯ではなく、鶏のうま味を封じ込めた炊き込みご飯なのです。また、このゆで汁はあっさりとした塩で味付けしスープとしてセットご飯に付いてきます。

さて、ここで注文の仕方を、説明しておきましょう。「ここで食べるか?持ち帰り」を指定する。「スチームか?ローストか?それともミックス(混合)」を指定する。「大・中・小」ご飯の大きさを指定する。

一人で、食べに行くときは俗に言う『一人前』を注文すればよいと思いますが、4~5人で食べに行くならば鶏肉一羽まるまるオーダーしてもイイでしょう。屋台ならば日本円で1500円程度で丸ごと注文できます。スチームとローストのミックスをオススメします。

海南チキンライス

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