アジアのB級グルメ

ポークライス 叉焼飯(チャーシュー・ファン)

日本のラーメンのトッピングに欠かせない「チャーシュー」焼き豚がデーンと乗ったご飯のことです。人気のメニューですからほとんどのホーカーズ(屋台村)で見かけられます。漢字で「叉焼飯」と書きます。

日本のチャーシューと大きく異なるのは焼き豚の姿と形。代表的な3種類を解説します。 まず「チャーシュー」(叉焼)発音は日本のそれによく似ていますが脂身がなくパサパサした感じに仕上げられています。

豚ロースの肉の脂をこそぎ赤身部分だけが使われています。焼く前に食紅に浸けているため切り口の周りが紅色に染まっているのが特徴です。 「バーベキュー・ポーク」と呼ばれている焼き豚には多少の脂身が残っていて、蜂蜜入りの照り焼きのタレのようなモノをからめてこんがり焼き詰めていきます。

少々甘口ですが、炭火でローストする際の微妙な焦げ具合が何とも言えない風味を醸し出している一品です。

3番目にご紹介するのは「シォバ」。漢字では「焼肉」と書いてシォバと発音します。これが日本のチャーシューに一番近いモノです。ブタの三枚肉に塩味を効かせてから表面がカリカリになるまでじっくり焼き上げます。たんざくの形に切り取って食べます。自然な香り、適度な塩味、カリッとクリスピーな外側とまさに3拍子そろった焼き豚といえるでしょう。単品で酒の肴にピッタリです。

焼き豚以外のトッピングには、中国野菜の炒め物(青菜)、ピリ辛高菜炒め、モヤシ炒め、小麦粉を混ぜて油で炒めた卵オムレツなどのサイドオーダーが楽しめます。 これら盛りつけの終わったチャーシュー・ファンに特製のタレか、カレーをぶっかけることも出来ます。いずれも各店こだわりの味で調理していますからいろいろ試しながら召し上がってください。

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