アジアのB級グルメ

ポーリッジ 粥(その1)

アジアを旅したことのある方ならば一度はお世話になったはず、ご存じ「ポーリッジ」。漢字で「粥」と書きます。そうです、お粥さんのことです。このなじみ深い「粥」は2種類に大別されます。

(1)潮州粥 テエォチュー・ポーリッジ(2)広東粥 カントン・ポーリッジ 前者はプレーンなお粥におかずをサイドオーダーする、後者はお粥の中に具が入っていて味付け済みのタイプ。同じお粥さんでもその味は大きく異なっています。

潮州粥は、日本のお茶碗サイズのお椀を使います。真っ白なお粥は無味無臭100%プレーンです。ソーティッド・フィッシュと呼ばれる塩漬けの魚の干物は必須です。ゆで卵・炒り卵・オムレツ・塩漬けタマゴ・ピータンなど卵料理だけでも5種類以上あります。

煮魚、焼き魚、豚の角煮、焼き豚、季節の野菜、ソーテッドベジといわれる塩漬け野菜、白菜、青菜炒め、モヤシ炒め、梅干しなど少ない店でも30種類以上、まさにおかずは無秩序なバイキング状態で並んでいます。

これらをお好みで注文すると小さな取り皿に小分けして入れてくれます。これをおかずにお粥さんを食べるのですが昼食時に日本人女性で2~3杯軽く食べていけます。食いしん坊な方なら10杯、無理なく食べられます。おかずが美味しいし、お粥さんって意外とお腹にもたれないのですね。

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