アジアのB級グルメ

テロースパローマサ マレーの温泉卵

テロウ・スパロー・マサ、名前を聞くだけではナンのコトやらわからないメニューですね。中国語で「半熟蛋」と書きます。マレー語で「テロウ」はタマゴ、「スパロー」{スタンガも可}は半分、「マサ」は調理を意味します。

半分調理したタマゴという料理なのです。 ハードボイルドに対して、ハーフボイルドなので、日本でいう半熟卵(はんじゅく)か?と考える方も多いかと思いますが正解はマレー風の「温泉タマゴ」なのです。半熟卵はお湯をゆでながら途中で火から下ろしますが、温泉タマゴはタマゴに熱湯をかけて一定時間放置して作りますよね。

両者の料理法が「半熟卵」と「温泉卵」の違いに結びついています。 さて、本題に戻りましょう。この、テロウ・スパロー・マサをオーダーするとお店の人が目の前で温泉タマゴを作ってくれます。このできたてのアツアツ温泉卵を割って、小皿に載せてしょう油と白胡椒を少々かけていただきます。観察しているとローカルのマレー人は平均して2個ずつ注文して食べています。

マレーシアの大きなスーパーの調理器具売り場には高さ30センチ、幅14センチほどのプラスティックの円筒形容器が売っています。コレが、温泉卵製造器なのです。円筒形の上部に卵を入れ、ラインまでキチンと沸騰した熱湯を注ぎます。

そうすると、真ん中に空いている小さな穴からお湯がポトリポトリと砂時計のような感じで下部の容器に落ちていきます。落とし終わったら温泉卵が出来上がっているという仕掛けになっています。

卵を2個入れるときと、1個だけの場合ラインが違うのでそれを目安に熱湯を注ぐとカンタンにテロウスパローマサが出来上がります。

次章 ロングライフヌードル

アジアのB級グルメTopに戻る