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観光目的でマレーシアに入国する場合、日本国籍のパスポートで通常3ヶ月の滞在を許可される「観光VISA」が与えられます。他に、商用目的の「ビジネスVISA」だとか、この地に於いて労働が認められた「ワーク・パーミット」、長期滞在VISA通称「マレーシア・マイ・セカンド・ホーム」などの種類がありますが、本章では、観光目的の出入国について説明いたします。
■VISAを入手する際に必要な手続き
結論から言うと、日本国籍の正規のパスポートを所持しているなら事前手続きは必要ありません。マレーシアの入国審査カードに必要事項を記入し到着時に入国窓口(IMMIGRATION/イミグレーション)にパスポートを提出するだけでOK。
手数料・経費は不要。完全無料です。この時にパスポートに押印されたのと同じVISAゴム印を押した出国カード/ DEPARTUERE CARDが貰えますがパスポートと一緒に出国するまで保管してください。紛失すると出国カウンターで余計な時間と手間がかかってしまいます。
帰国のための航空券や第三国へ出国する航空券も見せる必要はありません。ただし!以下に該当する方は、上記の限りではありません。マレーシアに入国する前に在日の大使館等にあなたご自身でご確認ください。
- 過去にマレーシアで違法な滞在をしていた方。
- 過去に違法な行為をして起訴されてしまった方。
- 武器弾薬、麻薬などの違法なモノを所持してる方。
- 闇ルートで手に入れた不正なパスポートの持ち主
■必要なパスポートの有効期間
旅慣れた方はご存じだと思いますが他国同様マレーシアでも通常、パスポートの残存期間が6ヶ月(観光目的の場合)必要とされています。お手持ちのパスポート(顔写真が載っているページ)で有効期間満了日/Date
of expiryの日付を確認して、もしも予定する入国のその日から6ヶ月未満の残存期間だったらパスポートの更新をしてから旅に出かけてください。
■観光目的の入国スタンプ期限について(追補2007年5月)やや重要
日本人の旅行者に与えられている入国スタンプ。筆者のパスポートに押されているマレーシア入国期限の変更をお伝えしておきます。以前は、"Three
Months"(3ヶ月有効)と書かれていましたが、2006年以降変更がありました。"ninety (90) day's"という表記に変わっています。
基本的に同じような期間ですが注意してください。
■マレーシア入出国繰り返し行為について(追補2007年5月)重要
日本からマレーシアに飛行機でやってくる旅行者の皆さんには、KLIA空港などで入国審査を受ける場合ほぼ確実に90日以内の滞在が許可される"ninety
(90) day's"というスタンプがもらえるはずです。
しかし、ロングステイ(長期滞在)の予定が長引き、90日を超えてマレーシアに滞在を続けたい旅行者の方ならチョイと隣国に足を伸ばしてマレーシアを出国して、陸続きのタイ王国やシンガポールへ行ってマレーシアに戻ってくれば、また同じく90日間の滞在が認められます。
通算してマレーシア滞在が「年間×◎日以上」は認められない!というオフィシャルな見解をホームページに書き込んでいるヒトもいますが、基本的に認めてくれます。イミグレーションが警戒するのは不法滞在・不法就労なので経済的に余裕あるロングステ希望者なら認めてもらえます。
しかし、この「ちょっとそこまで外国行き作戦」にも回数に限界があります。パスポートのマレーシア入国スタンプが4〜6個貯まれば注意信号。10個以上たまると赤信号。陸路でジョホールバルからシンガポールへ向かう場合、マレーシア側のイミグレ担当官(出入国審査官)が警告または不許可の判定を下します。
警告する場合、押してくれたマレーシア再入国の期限が30days(30日間)とか14days(14日間)という短い期間の場合もあるんです。スタンプを押してもらえたらラッキーと勘違いせず、そこに書かれている滞在許可日数をキチンとチェックしましょう。
■納得のいかない滞在許可日数には紳士的にクレームを!
余談ですが、この滞在許可期間に不服がある場合申し立て(クレーム)することが可能です。その場で担当係員に「なぜ30日なの?90日ダメですか」と伝えましょう。係官で答えられない場合事務所へ案内され上司が判断する場合もありますが、申し立てが受理され90日になる場合もあります。
この時に気をつけたいのが、申し立てをする態度や言葉遣い。マレーシアの国民性ともいえる相互幇助や弱者に対する慈悲のココロを利用するべきです。高圧的な態度や怒りに満ちた抗議は相手の反感を買うどころか、無視されるのがオチです。
袖の下で50リンギを上限に見えないように渡して係官から90日のスタンプをもらったヒトも目撃したことがあります。(オススメできませんが参考までに・・・)
こうしたイミグレ担当官の態度は陸路という経路に問題があるのです。空路でKLIAとかペナンなどの国際空港なら問題なく「90日間」滞在許可を得ることができます。年間350日間以上滞在していた旅行者さんも空港で警告を受けることなく毎回90日間滞在許可のスタンプをもらっていました。(実話です) |
■入国時に持ち込める免税品について
マレーシアの定める免税枠は下記の通りです。(2007年3月現在)日本に帰国する際の免税枠とは異なりますのでご注意ください。
酒 1リットルまでの酒類/ウィスキー/ワイン
たばこ 200本 1カートンまで
香水 マレーシア通貨 RM200程度まで
イスラム教徒は神の教えに従って断酒を生涯貫きます。マレーシアは前述のとおりイスラム教国家であるため、酒税が高いのが有名です。したがって、滞在中にチビチビ寝酒を楽しみたい方はお気に入りのお酒を免税範囲で持ち込むことを強くオススメします。
■入国時に持ち込める現金について
1998年アジアを襲った為替危機以来現在まで、現地通貨MR及び各国現金の持ち込みできる外貨は以下のように制限されています。
その1,マレーシア通貨の持ち込みはRM1,000未満(日本円で3万円程度)に限ります。もっとも、日本の銀行両替ではマレーシアの現地通貨リンギットを交換できないのでそんなに持ってくるヒトはいないと思うのですが・・・気をつけましょう。
その2,各国の通貨の持ち込み制限はありませんが、2,500米ドル換算(日本円で約30万円)以上の現金を所持しているヒトは入国時に、入国書類の税関提出カードにその金額を記入しなければなりません。これをしないと、為替法違反の罪に問われることがありますのでご注意ください。
マレーシアの自国通貨の持ち出し・持ち込みには徹底した態度をとっているのですが外国通貨の持ち込みは観光産業発展のため、制限されていません。ただし、持ち出しは為替法に則り制限があります。
しかし、あなたが持ち込んで消費しきれなかったあなた自身の所持金の持ち出しには制限がありません。(よく読んで理解してください)
つまり、リンギット以外のあなたの現金は自由に持ち込み&持ち出しができるのです。例えば、あなたが100万円の日本円を財布に入れてマレーシアに入国した場合。入国審査時に「私は百万円持ち込みます」とあらかじめ宣言しておけばよいのです。観光や買い物をして使い切れなかったお金50万円は出国時に「私の持ってきた百万円のうち50万円は使わなかったので持って帰ります」と宣言すればよいだけです。
しかし、百万円持ち込んで百二十万円持ち出すことはできません。なぜならば、観光目的で入国したのになぜ二十万円の所得があったのか?という入国目的の違反と為替法における違反、ダブルの罪を問われてしまいます。
ちなみに、所持金を見せろ!とか身体検査されてしまうことはありません。この現金の持ち込み持ち出しでトラブルにあった日本人は筆者の周りには一人もいません。ご安心いただいて結構です。
■クレジットカード事情
治安が良いマレーシアですが、多額の現金を旅先で持ち歩くのには何かと危険。クレジットカードを上手にご利用いただくのが安全です。トラベラーズチェックも現金の替わりに安全性の高い持ち運び方法ですが発行・換金手数料が高いし、両替に時間がかかります。そういう意味でもクレジットカードは便利です。
マレーシアでもスキミング機器を使った不正コピーカードによる被害、盗難・置き引きによる被害などをよく耳にします。これらの犯罪を100%防ぐ手段はありません。被害にあったときすぐに連絡が付くように、パスポート番号・クレジットカードの番号・カードの有効期限・現地の連絡先電話番号(日本語対応)などをメモして、財布やパスポートとは別な場所に保管されることを強くオススメします。
マレーシアではなぜか?マスターとVISAカードの使える店が多いです。アメックス・JCB・ダイナースのご利用の方には耳の痛い話ですが、複数のカードを持っているならば、マスターカードとVISAカードを携行するのが便利です。他社を中傷誹謗するわけでもなく筆者の個人的経験からのお話です。 |
■ポルノは持ち込み禁止!
意外にうっかり持ってきちゃうのが日本の週刊誌。マレーシアでは「ポルノ規制」が徹底されています。日本で販売されている週刊誌のグラビアに美女の裸体や、漫画に裸体が描いてあったりすると入国のカスタムチェック(税関審査)で没収されて恥をかかされながら時間と手間を替えられますのでご注意ください。
ヘア・ヌード写真集なんてもってのほかですが、何気なく飛行機に乗る前買ってしまった写真週刊誌であろうとも、乳首の露出のある半裸体でも取り締まりの対象になります。複数の雑誌など、販売目的の持ち込みは逮捕されることもあります。
■あっさり通関される生モノや果物
旅慣れた方はご存じのことと思いますが国によっては生態系に影響を与えるため種子が付いている植物や食品、生モノは禁止されていたり、伝染病予防のための検疫を受けなければなりません。
筆者が以前、日本へ一時帰国してマレーシアへ戻ってくるときにミカンやリンゴを大きな箱単位でお土産に買ってきたことがあります。そのとき、税関検査でしっかり箱を開けられチェックにかかりましたが、カビの生えてしまっているミカン以外はあっさり免税で通関させてくれました。
■武器弾薬麻薬などは持ち込み禁止です
その他、持ち込み禁止のモノは言うまでもなく武器弾薬、麻薬など日本人の常識でやばいモノは全部ダメです。麻薬撲滅を徹底しているマレーシア政府、麻薬・ドラッグ類の持ち込みには極刑に処せられることももあります。見知らぬ人から荷物を持っててと頼まれて麻薬を運ばせられるコトもあるので要注意!
知らないヒトから荷物を頼まれたらきっぱり断るか?近くの空港係員に連絡してください。 |
■出国時について
楽しかった旅を終えて、日本へ帰国する、またはどこか他の国へ移動する際にはマレーシアを出国することになります。入国より簡単な手続きです。入国審査時にスタンプを押して貰っている「出国カード/通称:イミグレカード/
DEPARTUERE CARD」とパスポートをカウンターで提出するだけです。
KLAI空港はエアコンが効いていて清潔で快適な空間です。両替して残っちゃったリンギットにくわえてクレジットカードや日本円をMIXして支払いできる免税店もありますから飛行機の出発まで買いものも楽しんでいただけます。汗をかいたらシャワーの使えるKLIAトランジットホテルもあります。 |
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