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パートナーを選ばない名脇役、それがイーチャコエです。イーチャコエとは中国の福建語訛りでの発音、標準語である北京語ではユーティヤオと発音します。目立たない地味で控えめな食べ物ですがパクテー(骨肉茶)やポーリッジ(お粥)に欠かせない一品です。長さ30センチほど、直径2.5センチの棒状の揚パンのような食品です。スープにうかべたり、お粥にトッピングして食べるのが一般的な食べ方なのですが、そのままコーヒーや紅茶のお供としても立派に通用する食べ物です。
この、名脇役の決め手はズバリ揚げる油の鮮度と温度です。厳密に言えば、原料である小麦粉を練り込むテクニックや練ったあとの寝かせ方などそれぞれの店のレシピが出来上がりに左右されるみたいですが、イーチャコエは、カラリと揚がっているのが一番です。鮮度の悪い油で揚げられたモノは口に含んだ瞬間、ベタベタ油っぽい気味の悪い柔らかさを感じたり、あと味がザラついたりします。
今回ご紹介する屋台は、常に新鮮な状態の「油」しか使わないこだわりのお店です。「味が良いから、お客さんが集まってくる」。そしてお客さんが多いから「売上げが安定して利益が採れる」。結構儲かっているから「経費をケチらなくて済む」。だから常に新鮮な油を使うことができる!という三段論法的な成功の秘訣を保っているようです。 |
上の写真のイーチャコエ屋台は夕暮れ時に、ルネッサンス・ホテルの正面玄関を出て左に1分の距離に出没します。早朝から午後5時頃までは、お手軽なホーカーズ(屋台村)となっていますので昼間に出かけると同じ場所で、ワンタンミーやヒーキャオミー、それに海南チキンライスにしか巡り会えないので時間に注意してお出かけください。
棒状の揚パンは「イーチャコエ」といいますが、この他馬のひずめのような馬蹄形をした揚パン(ゴマが付いている)、それに小豆(あずき)の入った揚げあんパンなど種類も豊富です。熟練度の高い抜群のチームワーク、流れ作業で次から次へと揚げられますが、お客さんも続々詰めかけ買って行かれます。 |
ここでオーダーの方法を伝授しておきましょう。普通のパン屋さんだったら、「あんパン」をひとつだけ買ってもよさそうなモノですが、それはルール違反です。ひとつ40セント(10円程度)ほどの商品ですからまとめ買いしてあげましょう。この店の人たちは英語があんまりお得意ではなく「中国語」で話しかけないといけません。
発音をマネようとしてもなかなか相手に伝わらないので、手元に2リンギットほどのお金を持って「コレください!」と食べたい商品を指さししてみて下さい。そうすると、ニコリとも表情を変えずにモクモクと係のヒトが目指す商品を袋に入れてくれます。お金を渡すと、おつりがある場合はコインの釣り銭をくれます。ボラれることは決してありませんからご安心ください。2リンギット(56円)でイーチャコエなら5本いただけます。 |
| 食べたい商品が、並んでいなくてもご安心。次から次へと熟練した商品供給体制で出来たてが揚がってきますので、ほんの数分待てば手に入ります。待ち時間はオヤジさんの職人技を見ているだけで楽しくなりアッという間にお持ち帰りいただけます。繰り返しますが夕暮れ時から夜間にかけてのみの営業ですから、昼間に行って探してもムダですよ! |

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