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イギリス占領時代、マラッカに英国人将校たちの社交クラブとして1891年に創設された「マラッカ倶楽部」。1912年、会員たちの集うクラブハウス(上の写真)が建設されました。英国風の洋館はマラッカの古き良き時代を彷彿させてくれます。
1956年、アブドゥル・ラーマン初代首相がマラッカで独立を宣言し、マレーシアは1511年にポルトガルに侵略占領され長く続いてきた植民地時代にピリオドを打ちました。ジャランメルデカ(独立記念通り)と名付けられたストリートに面したマラッカ倶楽部のクラブハウスは、記念すべきランドマークとして英国から独立したばかりのマレーシア政府に譲渡されました。
現在は独立の歴史を展示する博物館として公開されています。ポルトガル、オランダ、イギリスの植民地として、そして太平洋戦争時には日本軍に占領されていました。戦後はイギリス領として再び英国植民地になりましたが民族独立の気運が高まり1957年8月31日に独立を果たしました。
独立イコール平和な繁栄!という方程式は成りたたないのが歴史のイタズラなところです。マラヤ連邦として独立を果たしたマレーシアも民族紛争の痛みを経験しています。1965年8月9日にはシンガポールの分離独立、独立前からたびたび反乱を起こしてきたマラヤ共産党との内戦の歴史も展示されています。民族独立の栄光と影を隠すところなく展示しているので歴史の事実を公正に見ることができます。
開館時間は午前9:00〜17:00。月曜日は休館日、および金曜日の午後12:45〜14:45まで休館。入場は無料。入り口受付の係員がマレー語で入館者に語りかけますが「入場料よこせ!」と言っているのではなく、入館記録に「記帳してください」とお願いしているのです。コメントとか署名を日本語でも結構ですから書いてあげてください。
写真には写っていませんが、博物館の右隣には1957年の独立祝賀パレードに参加した乗用車も展示されています。館内にはエアコンが完備されていますので時間に余裕のある方はぜひご入場ください。 |
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