1. Tonys Net
  2. Nepal Guide
  3. ネパール料理
  4. 炒り豆移動屋台
チャナ豆とマートル豆のテラガリ 香ばしい炒り豆移動屋台

「チャナ&マータル・テラガリ」いずれも聞き慣れない言葉でしょうネパール語で「テラガリ」は移動屋台の台車を意味します。カトマンズだけではなくポカラでも見かけるネパールではごくあたりまえの移動式屋台です。

「チャナ(Chana)」と「マータル(Matar)」は共に「豆」を表す言葉ですから、「テラガリ」と続けると『炒り豆の移動販売屋台』という意味になります。上の豆、左上はポップコーンです。ネパールではトウモロコシを「マカイ(Makai)」とよび「炒る」という調理方法を「ブテコ(Vuteko )」といいます。したがってポップコーンは「マカイ・ブテコ」と呼ばれています。

道端でテラガリ(移動屋台)で炒り豆を商うお兄さん

この屋台ではポップコーンの他にさまざまな種類の炒り豆が売られています。上の写真、下段右からチャナ(Chana)、マタル(Matar)、バトマス(Vatmas)左端はマカイ、乾燥させたトウモロコシです。「バトマス」は日本でもお馴染みの大豆です。

ブテニーバロという鉄鍋を使い炭火焼きでじっくり豆を炒る

お客さんの注文が入ったら手際よく「ブテェニー・バロ(Vutney Bharo)」と名付けられた鉄製の「炒りナベ」に豆を入れて火を通します。アツアツの炒り豆はクリスピーで、お茶うけにピッタリです。

上の写真は店主がお客さんの注文を受け菜箸を使って豆を炒っているところです。火力には「炭火」が使われていました。

お客さんのオーダーした豆を、マナと呼ばれる半円錐形のメジャーカップで量り売り

上の写真の中央下段に写っている、鉄製らしき半円錐形のカップは「マナ(Mana)」と呼ばれる計量をするためのメジャーカップです。大きさは大・中・小と揃っており、それぞれ値段が決まっています。ネパールの商慣習で値段表は掲げられていません。お客さんと商人の駆け引きで値段が決まる仕組みなのです。

大げさな言い方をしましたが「ハウマッチ?」と値段を聞くとネパール商人は反射的に高い値段をぶっかけてきます。もちろん交渉により値下げ(値切る)は可能なのですが、炒り豆のような安価な商品だったら値段を聞かずに、手に5ルピー(2~3円程度)握りしめ、「コレで買える分だけ下さい」と頼んだ方がラクだと思います。

筆者の経験で申し上げますが、5ルピーでお茶うけのスナックには充分すぎるボリュームの炒り豆がゲットできるはずです。

炒り豆はちょっとしたスナック。ティータイムのお茶うけに楽しめます

第13章でも説明しましたが、ネパールの人たちは一日2食が基本で、その間にティータイムと称して甘い紅茶とスナックで休憩する習慣を持っています。炒り豆はそのお茶うけのスナックとして深く浸透していて、ティータイムにはてんてこ舞いの忙しさです。

次から次へとやって来るお客さんをさばきながら、テキパキと豆を炒る店主の姿は「働き者ネパール人」の象徴のようです。

お兄さんを手伝うお店のお姉さん?と思っていたらお客さんでした。メジャーカップをはるかに超えるてんこ盛りでガッポリ袋に入れておられました(笑)

店主の左隣で、ポップコーンをマナ(計量カップ)に詰め込むネパール美人。忙しい時間帯のヘルパーかなと思ってとりあえずシャッターを切りましたが、ナントお客さんでした。それも常連さんではなさそうで、通りすがりの買い物客でした。

てんこ盛りにギュウギュウ詰め込んで既に山盛り状態なのにこの後さらにポップコーンを積み上げて袋に入れていました。お見事!(笑)

別の移動屋台のオヤジさん。ネパールではとってもポピュラーな炒り豆屋台です

この炒り豆の移動販売屋台はカトマンズ市内ならあらゆる場所で見かける事ができます。お店によって扱う豆の種類や値段の差はあるようですが、どの店も香ばしい豆を炒るニオイをあたりに漂わせています。

歩いているとすぐ見つけられるはずです。炒り豆を買って食べる時には、紅茶やミネラルウォータなどの飲み物をお忘れなく!乾燥しすぎで口の中がパサパサになってしまいますよ~。(笑)