ロッティカヤの他にもコーヒーショップには色々アレンジされたトーストメニューが揃っています。ロッティ・コソンとは、食パンをそのまま注文するプレーンなトーストです。ローカルの人はテロウスパロウマサと一緒に食べたり、カレーの汁に浸して食べたりしています。
中国語では「白麺包」と書きます。 ロッティ・メンテガとは、トーストにバターもしくはマーガリンを塗った、日本でいうと「バタートースト」のことをさします。中国語では「麺包牛油」と書きます。
ロッティ・カウインとは、前出のバタートーストにカヤを塗ったミックストーストです。皆さんが、ローカルのコーヒーショップで「ロッティカヤ」と注文するとこのロッティカウインが提供されるかもしれません。
原材料が複合されているので原価が高いはずなのですが値段は変わりません。トーストアレンジメニューの中で筆者が一番のお気に入りはこのロッティメンテガです。 これらのロッティは朝食に供されたり、昼下がり3時のティータイムにおやつ替わりに食べられたりしています。
市販の食パンを使うロッティもあれば、手作りの食パン「ロッティハイナム」(別名:ロッティムア)を出してくれるお店もあります。後者は中華系マレーシア人のなかでも海南地域出身者が経営しているコーヒーショップで提供されています。
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