アジアのB級グルメ

ワータンフォー 広東風あんかけ麺

ワータンフォーとは、炒めたクェティヤオ麺(きしめん風)の上にトロリとした「五目あん」をのせた料理です。具はもりだくさん。むき身の海老、ブタの細切れ、白菜、タケノコ、ニンジン、シイタケ、キクラゲ、カマボコを油で炒めて火が通ったところに鶏ガラだしを注ぎ加熱します。

スープが煮立ってきたら火を弱めて水でといた片栗粉(ワンダーパウダーと呼ばれています)を加え再び加熱しトロミがついたら最後の仕上げです。料理人の腕の見せ所!時間との勝負!生たまご(ゆるくかき混ぜ黄身と白身が分離したままのモノ)を勢いよく加えてひと回ししたら、火を止めます。

たまごがドロリと半生の状態がベストです。 中国広東地方で創られたレシピなので広東(カントン)風「チャークェティヤオ」と呼ばれています。白いご飯の上にあんかけすれば「五目中華飯」としてそのままメニューに載せられそうなお料理なのですが「中華飯」という単品メニューはなぜかありません。

ランチタイムに「経済飯」(エコノミーライス)という看板を出している屋台には、五目あんかけをおかずの一品として取り扱っています。 発音しにくいですね~「ワータンフォー」。注文するとき「ワータンフォー」と発音しているつもりなのですが、筆者のにわか仕込みの中国語だとなかなか伝わりません。

「カントニース・チャークェティヤオ」と注文してもOK!同じ料理が出てきます。

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