広東粥は、日本のそば屋のカツ丼、吉野家の牛丼の「大」サイズの丼を使います。鶏肉・豚肉・魚介類などそれぞれのメインの具がお粥さんを米から炊き込む時から一緒にグツグツ煮込むので汁まで味と風味が染みわたっているのが特徴です。
仕上げに、前々章に記した「イー・チャア・コォェ」を2センチほどの長さにカットしたもの、ピータンやショウガなどの副菜をミックスし微量のごま油と醤油を使いますので味付けは完了しています。
お好みでコショウをふりかけたりします。見た目はかなりのボリュームですが、潮州粥と同じくお腹にもたれないので軽く平らげてしまえるはずです。 二日酔い対策に、油っぽいモノや激辛料理に嫌気がさしてきたら是非お試しいただきたいと思います。胃に優しいメニューのひとつです。
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