マラッカ 王宮博物館
- 1396年に建国されたマラッカ王国のシンボルとして、初代パラメスワラ国王が建立した宮殿「マラッカ・ソルタン・パレス」。建立当時、マラッカ港を見下ろす西側丘陵地(セントポールヒル)の中腹にありましたが1511年マラッカを武力で侵攻、占領したポルトガル軍によって焼き払われてしまいました。
- 設計図も残っていない歴史上の建築物でしたが16世紀に著された「マラヤ年代史」、「マラヤ王統記」などの文章から推察し設計図面を作成し、マレーシア独立後現在の場所に移して復元されました。伝統的な高床式のマレー建築を後世に伝える貴重な資料となっています。巨大な木造建築ですが釘(クギ)を一本も使わず、組木で建てられています。