HDR合成でドラマティックトーンを演出してみる
- 筆者の愛用するオリンパスが昨秋発表したデジ一眼E-5や、先日発売されたF1.8 - F2.5という明るいレンズを搭載したコンデジOLYMPUS XZ-1に搭載されている電子フィルター「ドラマティックトーン」が気になる。
- HDRと呼ばれているハイダイナミックレンジ合成(high dynamic range imaging)、は、通常の写真に比べてより幅広いダイナミックレンジを表現するための技法。難しい説明はさておき、その効果は一目瞭然。
- ニョニャ料理のブルドッグカフェが、フレーヴァーズカフェという店名に変更した「看板」は、そのまま見えて右隣のアジア洋服店のショーウインドーが見える。普通の写真では、撮れるはずがないあり得ない一枚。
- 晴天の屋外では、日射しのあたっている看板などに露出を合わせると、屋内は真っ暗になってしまう。逆に屋内に露出を合わせると、屋外がほぼ真っ白に写ってしまう。残念ながらそれがカメラの限界です。
- 人間の目は、屋外も屋内も両方に露出を合わせた画像を脳に送りイメージすることができる特別なモノ。その神の目に匹敵するのがHDR、ハイダイナミックレンジ合成というパソコンを使った画像処理技術。
- この写真は、筆者が「ナニワの兄貴」と呼んでいるシンガポール在住のペンネームnakamasananiwaさんが寄稿してくれたオリジナル写真をハイダイナミックレンジ合成処理して作成した画像です。
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HDR合成 | ピンホールフィルター |
いわゆるHDR合成を表現した効果を狙った画像加工。オリンパス社のカメラでは「ドラマティックトーン」フィルターと表現されている。 | 周辺に黒っぽいボカしのようなモノが写っているのはオリンパス社のカメラに搭載されたピンホールフィルターによる効果です。 |
nakamasananiwa氏からの寄稿写真 機材:オリンパスμTOUGH-6020