夜景撮影の注意点 ひたすら待つ耐久力と三脚が必需品なり
- HDR(high dynamic range imaging)ハイダイナミックレンジ合成処理の元画像となる撮影では、動く被写体がゴーストになってしまう。夜間の撮影ではスローシャッターになるため注意したい。
- 露出ブラケットの連続撮影では特に、通行人や、クルマなど動く被写体には気をつけたい。だかといっても、大作映画の撮影じゃないから道路を封鎖したり通行規制することはできるはずもない。
- 誰もいなくなるのを待って撮影するしかない。人通りの多い京都・祇園の八坂神社の石段下には夜間でも観光客がぞろぞろやってくる。カメラをセットしたらひたすら人が途切れる瞬間を待つのみ。
- この日は、30分ほど待った。東北震災の影響で激減したとされる外国人観光客グループ5組ほどから「写真撮ってくれますか?」とカメラを渡され撮ってあげたりして時間をつぶして、ひたすら待った。
- 夜間の撮影だから、露出時間が長くなる。基本の写真でシャッタースピードは1/2秒。明るめの写真は、2秒開放。手ぶれ補正の優れたカメラでも2秒のスローシャッターは耐えきれない。
- HDR画像処理用の元画像を撮影する注意したい2点目は、三脚を使うこと。風にもビクともしないドッシリした重たい三脚であると尚、望ましい。持ち運びの移動は大変だけど、写真の安定には欠かせない。
- 焦点距離:16mm(FishEye) シャッター1/2秒 F2.4 AEブラケット:±5段階 ISO感度:400 機材:オリンパスE-3
京都・祇園八坂神社石段下にてにて