アジアのB級グルメ

バクテー 肉骨茶

パクテーとはスタミナ満点の豚バラ肉の漢方スープ煮込み。パクテー、バクテーとも発音します。「肉骨茶」と漢字で表現します。

各店それぞれ秘伝、独自のレシピで香草(ハーブ)と漢方薬を調合しているので、味や香りは大きく異なります。メインの骨付きブタ肉は長時間、弱火でコトコト煮込んでいるので口の中でホロホロとろけ油っぽさはあまり感じられません。

それに油を分解すると言われている中国茶を飲みながら食べる料理なのでダイエット中の方にもお薦めできる一品です。 メインの具は、前述の豚肉の骨付きスペアリブですが、他にロース肉を使ったり、レバー、各種ホルモンをチョイスできます。

たいていの店では2種類のご飯を選べるようになっています。白いふつうのご飯とヤム・ライスと呼ばれているヤム・イモ(タロイモ:大きな里芋)と乾燥エビを使った炊き込みご飯なのですが、私の見たところ80%のお客さんはヤム・ライスを選んでいるようです。

このほか、サイドオーダーで忘れてはいけないアイテムに「ユィー・チャ・クォエ」(油條)というモノがあります。これは細長い揚げパンを一口大にカットした一品です。スープに浸して食べると美味い。店によっては、トン足の煮込みや椎茸と豆腐の煮込み等々用意されていることもあります。

ちなみに、このパクテー・スパイスセットはスーパーや土産物売り場で売っています。メジャーなブランドは「タン・キム・ホック」ですが、香辛料とハーブの匂いの立ちこめた一見怪しげな漢方薬局でも袋詰めのパクテー用香辛料セットが売られています。食べてみて気に入ったら買って帰って日本でパクテー料理を再現してご堪能ください。

バクテー(肉骨茶)

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