アジアのB級グルメ

ロッティカヤ

ロッティ・カヤ、中国語で「麺包加椰」と書きます。マレー語で「ロッティ」はパン(ブレッド)のこと、「カヤ」はマレー人独創のココナッツジャムをさします。 「カヤ」は椰子の実、ココナッツミルクがベースのジャムです。

ココナッツ、ココナッツミルク、グラマラッカ(黒砂糖)、タマゴなどの原料に香り付けにパンダンリーフ(ハーブの一種)を使い蒸し上げた後、火にかけ水気を飛ばします。根気のいる作業なので家庭で作るコトが減ってきたようです。

スーパーなどで手に入る市販品とはまったく違う手間ヒマかけたホームメイドの「カヤ」は、とっても美味し!です。 さて、この「ロッティカヤ」とは食パンをトースト、もしくはスチーム(蒸し上げ)したモノに「カヤ」を塗ったパンのことをさします。

「ロッティカヤ・トースト」もしくはマレー語で「ロッティ・バカール・サプ・カヤ」(注・「バカール」は焼く「サプ」は塗るという意味)と注文するとココナッツジャムを塗ったトーストが出てきます。あたためた食パンを希望するなら「ロッティカヤ・スチーム」、マレー語では「ロッティ・ククス・サプ・カヤ」(注・「ククス」は蒸すという意味)と注文して下さい。

どう味が違うの?と聞かれることが多いのですが日本人にはトーストもスチームも両方それぞれ美味しく感じるはずです。一皿50~70セント(日本円で14~20円)とっても安いメニューですから最初は両方頼んで食べ比べて下さい。ローカルのコーヒーショップ(コピティヤム)なら必ず置いてあるメニューです。

ロッティカヤ

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