パイナップル(英:Pineapple) マレー語:ナナス(Nanas)
日本でもおなじみのパイナップル。マレー語ではNanasと書いて「ナナス」と発音します。バナナと並んでトロピカルフルーツの横綱?といえるほど日本でもポピュラーなトロピカルフルーツのひとつといえるでしょう。
初めてパイナップルが実っているのを見た時その発育方法に驚きました。木にぶら下がっているのをイメージしていたんですが、地中に埋まっているのでもなく、下からニョキニョキと押しあげられるようにして成熟していくのです。成熟の度合いは、アタマについている冠のサイズで計れます。
成熟したパイナップルを収穫した後、冠の部分をもぎ取って、再び地面に植えると根が生え次世代のパイナップルを育てることもできる。マレーシアのパイナップルは主に国内消費と加工食品に使われるため、日本でお目にかかることは少ないようです。
縁起がいい"金運&幸運"のシンボル?
冠は食べられない部位ですが横から見ると末広がりのシェイプが繁栄を象徴しています。果肉は「黄色」(中国人は黄色を黄金に見立てる)のカラーが『金運』のシンボル。「金運が末永く増える」象徴としてパイナップルは中国系マレーシア人たちの正月(チャイニーズニューイヤー)に欠かせないアイテムとなっています。
話は変わりますが、サラワク・パイナップルと地元で呼ばれているブランド・パイナップルがあります。東マレーシアボルネオ島「サラワク州」原産で、ジューシーで甘みたっぷりの味覚で、3割ほど高いのに人気沸騰中。芯まで軟らかいのでまるごと食べられる、ほどよい酸味と適度な甘さが特徴です。ジューシーな果汁がしたたり落ちるほどのウェットな食感はまるでパインの缶詰みたいです。
現在、品種改良された「サラワク・パイナップル」がマレー半島(マラッカやジョホール州)でも栽培されています。値段は微妙に高いですが、マラッカにお越しの際はぜひ一度探し出してローカルタイプとサラワクパイナップルの味の違いを食べ比べてみてください。
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