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ローシーファン(客家老鼠粉:Loh Shu Fun)

ローシーファン(客家老鼠粉)

麺の両端が、ネズミの尻尾のように細くなっているのが名前の由来となってい麺料理です。漢字では「老鼠粉」と書いてローシーファンと発音します。英語のスペルは Lao Shu Fen(中華語), Lou Syu Fan(広東語), Lo Cu Pan, Loh See Fun と様々なスペルが混在していますが、同じ麺です。

英語では見た目のまま「ラットヌードル:Rat Noodle」もしくは、「银针粉:Silver Needle Noodles」とメニューに書いてある場合もあります。いろんな呼び名があるが、普通にローシーファンと声に出したら通じますぞ。

マレーシアのマラッカでは、客家老鼠粉と表現されることが多いのですが最初の「客家」という漢字は「はっか」と読みます。マレーシアに移民してきた中華系移民の祖先が客家民族出身者が伝播させた料理なので、ルーツが料理の名前に組み込まれているのです。

客家老鼠粉は、スープ別盛りのドライタイプ(汁なし麺)で食べます。老鼠粉を湯がいて、醤油味の調味油を混ぜて味付けをして、豚ミンチの甘辛煮や、豚の背脂を揚げたものやタオキー(湯葉で包んだはんぺんを揚げたもの)をトッピングして食べます。

老鼠粉の原料は米粉。プルプルとしたモチモチしっとり食感が味わえます。スープは鶏ガラだしを使ったクリアなスープで味は薄め。かまぼこやさつま揚げ、野菜、ミートボールに豚のロース肉など醸豆腐(ヨンタオフー)みたいなおかずをチョイスできるお店もあります。