ポーリッジ 潮州粥と広東粥の2種類が有名です
アジアを旅したことのある方ならば一度は食べたことあるのではないでしょうか?ご存じ「ポーリッジ」。漢字で「粥」と書きます。そうです、「おかゆ」さんのことです。マレーシアの大きく分けると2種類の「粥」に分かれます。
- 潮州粥 テオチュー・ポーリッジ Teochew Porridge
- 広東粥 カントン・ポーリッジ Porridge
前者はプレーンな粥をおかずとなるサイドディッシュといっしょに食べるスタイル、後者は具入りの粥をボウルで食べる特徴があります。では、それぞれの特徴と食べ方を解説してまいりましょう。
潮州粥 (Teochew Porridge )テオチュー・ポーリッジ
潮州粥は、日本のお茶碗サイズのお椀を使います。真っ白なお粥は無味無臭100%プレーンです。潮州粥の食べ方は、お茶碗に入れたお粥にさまざまな副菜を載っけて食します。
副菜にはソーティッド・フィッシュ(塩漬けの魚干物)、ゆで卵・炒り卵・オムレツ・塩漬けタマゴ・ピータン、煮魚、焼き魚、豚の角煮、焼き豚、季節の野菜、ソーテッドベジ(塩漬け野菜)、白菜、青菜炒め、モヤシ炒め、梅干しなど少ない店でも30種類以上、バイキング状態で並んでいます。
これらをお好みで注文すると小さな取り皿に小分けして入れてくれます。これをおかずにお粥さんを食べるのですが・・・昼食時に日本人女性で2~3杯は軽く召し上がれます。食いしん坊な方なら10杯、無理なく食べられます。お粥さんって見た目よりお腹にもたれないので3倍食べてもすぐに消化されます。
広東粥 (Porridge ) カントン・ポーリッジ
広東粥は、吉野家の牛丼・並サイズの丼を使います。鶏肉・豚肉・魚介類などそれぞれのメインの具を米から粥に炊き込む時、一緒にグツグツ煮込むので汁まで味と風味が染みわたっているのが特徴です。
仕上げに、イー・チャア・コォエ(油条)を細かくカットしたもの、ピータンなどの副菜をミックスしごま油と醤油で味付けして食べます。お好みでコショウをふりかけたりします。
見た目はかなりのボリュームですが、潮州粥と同じくお腹にもたれませんのでサラッと食べられます。二日酔い対策に、マレーシアの油っぽい食事や激辛料理にあきてきたら是非、お粥さんをお試しアレ。
お店によっては広東粥をCantonese Porridge:カントン・ポーリッジと書いたり、Hong kong Porridge:ホンコン・ポーリッジと表現したりしますが両者は同じタイプの粥です。香港は広東を代表する街なのです。