カトマンズの人口密度はとっても高かくて濃い!だから土地が有効に活用されているようです。ホテルやゲストハウス、それに一般の民家のビルディングも例外なく屋上が活用されています。
観葉植物やオーナーの趣味で花が植えられたりグリーンで飾られた小粋なガーデンとして利用されています。ホテルなどではオープンカフェに改造したりしているのも見かけます。
空を見渡すと日本でもおなじみのカラスが「カァ~」と鳴きながら飛んだりしていますが、日本では貴重な見慣れないホンモノの鷹(たか)もにらみをきかせて大空を滑空していたりするので『やっぱりここは、ネパールなんだな』と自分のいる場所にあらためて気付かされます。
今回、筆者がカトマンズの滞在先に選んだのは観光客の集まるタメル地区にあるホテルです。ココが気に入ったのは安いという価格的な魅力もさることながら、この周辺では一番背高ノッポのビルだったのです。
屋上の上にバルコニーテラスがあり、さらにその上の給水塔までらせん階段が設置されており、そこまで登るとカトマンズ市街地のほぼ全域が360度のパノラマで見ることができるのです。
屋上の上の上にテーブルセットが設置されています。ココに座って、下のカフェから温かい紅茶を届けてもらって、上空を滑空する鷹(タカ)を見ながらのんびりするとまさに天国。天気の良い日ははるか遠くにヒマラヤ連峰を望むこともできます。
一度、調子にのってしまいこの場所でランチの出前を頼んだことがありますが、どこからともなくカラスの一家がやって来て「カァ~ガァ!」と泣き叫ばれてしまい彼らにご馳走した苦い記憶もあります。カラスって食べ物のニオイに敏感なんですね。
グリーンで飾られた、庭園として滞在しているゲストの憩いの場として利用されているだけではなく、南面にはソーラーパネルが燦々と降り注ぐ太陽光をしっかり受けとめ温水を作っています。趣味と実益を兼ねるとはまさにこの事か?地球に優しいソーラーエネルギーを有効に活用されているエコ精神には脱帽です。