自分のラップトップをネパールでつないでみる方法をカンタンに解説します。内蔵モデムを使って電話回線につないでISPに自分でつないでもイイですが、ISPの接続ポイントまでの通話料もバカにならないし速度も遅いのであんまりオススメできません。今どき、IDD(国際電話回線)を使って海外ローミングしてつなぐ人もいないと思いますが、たまにいるみたいなので今後なるべくやめてください。
まさかと思いますが、衛星携帯電話のアンテナ広げてネットにつなぐムダ使いはやめていただきたい。戦時下の緊急事態で電話回線が確保できない戦場とか、電話が見あたらないジャングル、砂漠からの貴重な情報の送受信ならやむを得ないと思います。でも、旅行に出かけてちょっとメールのチェック!ナンテいう場合はこのページのつなぎ方を読んで参考にしていただければ、経費節約間違いナシと思います。
必要なモノは、自前のラップトップ、電源(電池が使えればそれでも良し)、LAN接続の端子及びケーブルでOK!OS(パソコンのオペレーション・ソフトウェア)はウィンドウズXPを使っているとLAN接続の設定がカンタンなのでWINの98やmeを使っている人は、海外に出る前にXPにアップグレードされた方が結果的にお得です。(WIN-XPは必須ではありません)
ネパールのタメル地区には2003年春頃から電話回線を使ったADSLの普及がはじまり、2004年11月現在ネットカフェには90%の確率でADSLのLAN接続が浸透しています。こういうADSL接続のネットカフェをまず探して下さい。カンタンに見つかるはずです。お店の人に「自分のラップトップつなぎたいんですが~」とお願いすれば『ハイ、コチラへどうぞ!』と誘導してくれます。その席に座って自分のラップトップのLAN接続端子につなぐだけでOK!
赤外線での接続は、残念ながら2004年11月末現在ほとんど普及していないようです。自分のラップトップにLAN接続端子がついていなかったら、ネパールへ旅立つ前にお近くのパソコン屋さんでLAN接続のインターフェースの購入を忘れずに!
WIN-XPなら立ち上げたら勝手に接続を認識しネットへの接続をいとも簡単にセットアップしてくれます。カトマンズのネットカフェにはパソコンに詳しいプロ(オタクなお兄ちゃん)が最低ひとりはいますから万が一繋げなかったら「あのぉ~繋がらないんですが」と困った顔を見せたら日本語のOS環境でもチョチョイのチョイと設定してくれます。
ウィンドゥズのOSは日本語版でも英語版でもメニューの表示やボタンの位置は言語の表示の差がある程度なのでパソコンのことよくわかっているプロのお兄さんなら日本語が読めなくても設定をいぢるコトができるのです。(お礼のコトバと拍手を忘れずに!)
「ネパールのつなぎ方」なんて偉そうなタイトルを付けている筆者ですが、実際現地に入ってくるまで心配でたまりませんでした。ネットにつながるのだろうか?プロバイダ契約はどうしたら良いんだろう?こういう技術的な疑問や、世界有数の最貧国とランク付けされているネパールにパソコンなんて持ち込んだらあっという間にパクられてしまうんじゃないかな?など今思えば大変失礼な心配もしていました。
ネパールに入ってきてから、心配していた不安や疑問はアッという間にブッ飛びました。メールのチェックだけなら自前のパソコンを持ち込まずしてもWIN-XPの国際言語対応機能がセットアップされているお店のデスクトップパソコンから日本語での読み書きが可能です。
筆者のように現地取材し、ココからサイトのサーバーに更新データをアップさせるためには自前のパソコンを持ち込んだ方がラクだと思います。ただし!ネパールに限らずパソコンというのは海外ではとても高額ですからセキュリティ(盗難防止)は自己責任になります。
泊まるホテルのレベルや、移動方法に制限が生じるコトをお忘れなく。ですから出発前に帰国日が決まって海外にちょっと旅行に来るという旅人なら多少の不便は覚悟の上でパソコン君には日本でお留守番させておいた方が良いように思います。
さて、ネパールでのネット接続、気になるお値段を解説しておきましょう。料金的には、ネットカフェの利用料金と同じ分だけ支払わなくてはなりません。タメル地区のネット接続相場は1時間40ルピーと値段表に書いてありますが、実勢価格は1時間25ルピー(2004年11月現在)です。日本円に換算すると1時間でわずか約36円です。
ホテルの部屋から、ローミングサービスを使って接続すると1分あたり30円以上、1時間つないじゃうと1000円近く課金されるし、接続速度もネパールのダイヤルアップはとっても遅いからめんどうでも近くのネットカフェに出向いて下さい。