ネパールで観光客が歩くエリアには宗教儀式に使われているおみやげ品がズラリと並んでいます。レプリカなのか、ホンモノの宗教道具なのか?判別がつきにくいほど精巧に出来ています。
値段もピンからキリまであるし、値段表がないため相場がいくらぐらいするものなのかわからない商品ともいえます。おみやげなのか、仏具なのか?筆者には判断できない宗教的なグッズを紹介しましょう。
あんまり見かけないカタチをした宗教的な雰囲気を持つ金属製のグッズ。これは「マニ車」という仏教の法具のひとつです。チベット密教の経典(お経)を書きこまれた紙が中に入っているそうです。
赤ちゃんをあやすガラガラのように「マニ車」を手首を使って左右に振ると、重しのついたヒモがグルグルと廻りはじめます。宗教的には、一回転で一回お経を読んだのと同じ功徳があるそうです。
安易に購入するとやっかいな怨念や、悪霊に取り憑かれそうな雰囲気を持っている仏像や仏具。何がホンモノで、どれが偽物か?見分けがつかないのに日が暮れてハダカ電球が灯されると「怪しさ倍増」。
並べられている仏具のすべてが「ありがたきモノ」だと感じれてしまいます。宗教的には価値の高いグッズだと思うのですが何を基準にどう選べばいいのか?答えを見つけることができませんでした。
神妙な顔つきの仏像が並ぶ中、チベット密教の厳格な雰囲気とはちょっと違う「大黒さま」を発見!コレはわかりやすいですね。金運を招くといわれる大きな耳たぶ、福顔(ふくがお)というのでしょうか?ニコニコ笑顔を振りまきタイコ腹を惜しげもなく披露しているのは商売繁盛の象徴「大黒さま」に間違いないと思います。
実はこの大黒さまの大きさは天地5センチほどのミニチュアサイズです。とても小さな像なのですが、ご覧の通りにこやかな目の表情なんてリアルに再現されています。見ていてコチラもつられて笑ってしまう魅力をもつグッズですがお土産にもらっても、置き場に困りそうですね。
風呂の湯船に浸ってくつろいだ感じの表情をしたハダカ美女の彫像。これはイヤらしい置物ではなく、愛煙家には実用的なアッシュ・トレー(灰皿)です。サイズも手頃で、美女の脚部や胸部に適度な凹凸突起があり、この部分を使ってタバコの灰を落としたり、火を消したりするのにとっても便利?な逸品です。
灰皿の下部には性を描いたオトナのための夜の教科書「カマストラ」に出てくる体位が刻み込まれています。話のタネに困らないお土産品ですが、会社で使うとセクハラになっちゃうし、異性にプレゼントすると誤解されるか?常識を疑われそうですのでご注意下さいね。(笑)