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ネパールから安くて便利な国際電話のかけ方

ネパールの電話はNTC(ネパール・テレ・コミュニケーション)という国営企業が国内通話はもちろん国際ダイヤル通話も一社独占で運営しています。21世紀の現在、世界はネットでつながっています。ひとつの国だけが不便で高価な通話課金を維持できるほど世の中は甘くありません。

ネパールでも例外なく新興回線会社があの手この手で安価な国際ダイレクト通話に進出してきています。本章ではネパールから安価に日本などへの海外に電話するノウハウを解説いたします。通話コストの高い順から解説しますので、最後までお読み下さいね。

日本や先進国と違ってネパールでは公衆電話があんまり普及しておらず、電話をかけたい時にはSTD(国内通話)、ISD(国際電話)と看板を上げている店で電話を借りる必要があります。インターネットサービスをやっているお店は、STDもISD共にサービスを提供しているので日本へ電話かけたい時はバカ高いホテルの電話を使わずに街にあふれているISDの看板のお店で電話して下さい。

ネットカフェの店内にありがちな、電話ボックス。見慣れないモデム(写真右端)が格安国際電話の秘密BOX

まず最初にIDDコール(国際ダイレクト通話)は「00」を廻して+「国番号」+「市外局番の最初のゼロを取ったエリア番号」+「相手先の電話番号」で直接つながります。

具体的にわかりやすい例をあげておさらいしてみましょう。東京の電話番号(03)3456-xxxxという番号にかける場合、00-81-3-3456-xxxxと廻せばつながります。日本の国番号は81番です。しかし!このNTC(ネパール国営電話会社)の国際電話は最高値です。かけ方は一番簡単なのですが、料金は最高額なので下まで読んでくださいね。

ネパール政府の正式認可を受けていないインターネット電話が国際化の波に乗って急激に増加しはじめてしまったので、NTCが新たに疑似ネット電話サービスを試験的に始めました。価格は正規のIDDの半額近い料金です。地元ではNTCのニューテクノロジーと冷やかしていますが、使い方によっては正規IDDの半額になるので利用者は増加しています。

このNTCのニューテクは最初の「00」の替わりに「1445」もしくは「1425」を廻して、+「国番号」+「市外局番の最初のゼロを取ったエリア番号」+「相手先の電話番号」でつながります。

ネパールではFAX(写真中央)も重要な通信手段。左端の電話機が格安国際電話専用器

さて、最後にご紹介するのは一番安価な政府未認可の裏技格安IDDのかけ方です。東南アジアではこういうサービスがIDDプリペイドカード方式で提供されています。ネパールでは専用モデムを使って、お店の電話からつながる仕組みが一般的です。

回線は微弱で、音声の遅れ(時差)が気になる人には向いていませんが、価格はNTCの70%引きですからお得さは満点です。かけ方は、お店によって違います。かけたい電話番号を紙に書いて店員さんに渡せば、ピッポパとダイヤルしてくれます。通話が終われば料金を教えてくれます。1分単位で課金するシステムを採用しているお店が多いので、時計の秒針とニラみっこしながら利用して下さい。

コレだけ違うネパールから日本への国際通話料金

上記価格は2004年11月末現在カトマンズのタメル地区での相場です。実際にご利用になる場合、事前に最新利用料金をお確かめ下さい。