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炒粿條 (Fried Kway Teow) チャークエティヤオ(きしめん焼きそば)

チャークエティヤオ(きしめん焼きそば)

屋台の定番中の定番。屋台村に行けば必ず一店舗は見つかる「チャークエティヤオ」炒粿條 (Fried Kway Teow)。しょうゆ味がベースの焼ききしめんです。注文する際に「チリ」を入れるか?入れないかで激辛の調節ができます。

作り方をご紹介しておきましょう。まず、フライパンを熱して中火で油を注ぎます。ニンニクのみじん切りを入れて炒めて香りを引き出します。この油に「チリ」をからませて「にんにくラー油」を作ります。そこにクェティヤオ麺(きしめん風)を加え強火で炒めます。

麺に焼き目が付いたら弱火にして醤油とブラックソース(テリヤキのタレ風)、オイスターソースで味を調え用意しておいた具を加えて中火。ソースがなじんだら麺を鍋のフチに寄せ、鍋底を空けてそこに油を少したらして卵を割って入れます。黄身と白身を少し混ぜ卵焼きにします。ふんわり、カリッと焼き上げるのがコツです。

仕上げ直前に赤貝のむき身を入れて火が通ったら、最後にモヤシをパラパラ投げ入れたら出来上がりです。赤貝のむき身とモヤシは最後に入れて火を通しすぎないようにするのがコツだそうです。赤貝はプリプリ、モヤシはシャキッとしていないと本場の「チャークエティヤオ」とはいえません。

お皿に盛って、小皿にグリーンチリの酢漬けにしょう油を加え好みで使います。アツアツのチャークエティヤオをお召し上がり下さい。ローカルの皆さんはチャークエティヤオに独特の甘みをしたソースを使いますが、甘すぎるのでたっぷりかけるとひどく甘い料理に変身するので味を確かめながら使ってみてください。

ペナンのチャークエティヤオは色が上品で美味い

一般にチャークエティヤオというと発祥の地ペナン・チャークエティヤオを連想する人が多いようです。いわゆる薄口醤油を仕上げに使うため、白系の色であっさり塩味が効いているが特徴です。

マラッカやKLではブラックソース(照り焼きのたれみたいなソース)を使うので、味付けも異なります。別の料理としてペナンチャークエティヤオのページも新設しましたので、そちらも参照してください。

 ペナンのチャークエティヤオは色が上品で美味い

マレー系屋台ではクエティヤオ・ゴレンと呼ばれています

クェティヤオ麺はお米の粉から作ったきしめん風の麺です。コシは強くありませんがモチモチとしたお餅のような食感がして、ソースや味付けを吸収しやすい特徴を持っています。中華系マレーシアン料理に限らずマレー系屋台でも焼きクェティヤオ麺はメニューに載っています。

マレー系屋台では、ちゃークエティヤオではなく「クェティヤオゴレン」と呼ばれています。チリ油をベースに焼き上げるのは同じスタイルですが、具に赤貝は使わず、鶏肉の細切れを代用しています。中華系チャークエティヤオに比較すると利用するソースが違うので味は異なります。両者の違いを一度は試していただきたい。